古美術

絵画とそのモチーフ。作者の筆と古美術との響きあう関係

未開の地に登場する原始美術(プリミティブ・アート)には、世界中のどこであっても似たような趣があります。ところが美術は徐々にその土地の民族や風土などの影響を受けながら、独自の特徴を表してきます。日本では、平安時代に貴族が隆盛し、鎌倉時代には武士が台頭し、室町時代には禅の強い影響を受けます。多くの古美術品は当時の生活の中で実際に使われた道具であり、職人(アーティスト)によってその時代の個性、好みを強く反映しながらつくられます。それら時代の空気を感じ取ることができるものを、身近において自分の生活の一部にすることは、古美術品蒐集の醍醐味といえます。ここに展示されるものは、首藤が実際に飾り、花を活け、お酒を嗜む器として使ってきた品々です。さらには、画題としてモチーフともなった特別なコレクションといえるでしょう。使うことで、さらに描かれることで愛でられた作品を、作者の絵画とともに紹介します。

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信楽 蹲 室町時代

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響銅 長頸瓶 唐時代

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​首藤晃良「唐時代響銅と薔薇」2019年